がんになった本人は、告知されたときから
心身ともにつらい日々を送ることになります。
しかし、それは、患者だけではなく、
その人を支える家族や周囲の人も同じように
大きな負担を抱えることになります。

それが、御本人にとって身近な存在であればあるほど
負担は大きくなりますが、経験のない人からは
「あなたがしっかりしなきゃね」
「一番つらいのは本人だから」などの叱咤激励の言葉。
そうなると、なおさら、支える人は無理してしまいます。

そして、治療が始まると、病院と自宅との往復の日々。
治療を受けている御本人も、薬の副作用などで
精神的にもつらさが増し、いつもなら優しい人が暴言を吐くようになる。
自分にだからつらい気持ちをぶつけてきてくれるんだと
支える側は、我慢するしかない。
しかし、こんな日々にいつまでも耐えられるわけありません。

支える人にも日々の生活があり、仕事もあります。
ましてや、退院すると自宅での療養生活がさらに困難を極めます。
そうなると、なかなか眠れなくなったり、
看病と仕事で睡眠時間自体が確保できない、
日々の疲れが重なり、ストレスで気持ちにも余裕がなくなり
患者である御本人のつらさを受け止められなくなります。
患者側、家族側、どちらかだけが我慢すれば
うまくいくっていう考え方だと、
長い目で見たらスムーズにはいかないでしょう。
支える側が鬱(うつ)になったり、病に倒れるようでは本末転倒です。

そうなる前に、きちんと役割分担をしておくといいでしょう。
御本人と支える側の分担も必要ですが、
支える側同志の役割分担は大切です。

例えば、病院への送迎はAさん、買い物に付き添うのはBさん、
などと、御本人を支えるチームの中に御家族を含めた
医療者ではない身近な人たちも含まれることを知っておいてください。

もちろん、主治医を含めた院内のスタッフも役割分担をして
御本人を支えています。
そして、支える人々のサポートも大切な役割のひとつだということも
医療従事者だったら知っていて当然のことですので
つらくなったら、遠慮なく相談しましょう。

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看護師
かたおか さちこ

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