前回の続きとして今回は食生活と身体活動からのがんの関連性を見ていきたいと思います
。食事と肥満は、がんの原因の30%の割合です。まずはこれを6つのカテゴリーごとに見て
いきましょう。
   
1.飲酒
飲酒は、発がん物質が体内に取り込まれやすくする作用やアセトアルデヒドによる影響、
薬物代謝酵素への影響、エストロゲン代謝への影響、免疫抑制、栄養不足などに関わりが
あります。飲酒頻度や種類よりもエタノール摂取量との関連が強いと考えられます。アル
コールの通貨経路である口腔、咽頭、食道などの上部消化管のがん、体内に吸収されたア
ルコールの分解を担う肝臓のがん、ホルモンと密接な乳房のがんのリスクを高めてしまう
ことがわかっています。

2.野菜と果物
野菜や果物に含まれるカロテン、葉酸、ビタミン、イソチオシアネートなど体内で発がん
性物質を解毒する酵素の活性を高めるもしくは、体内で発生した活性酸素を消去するメカ
ニズムも解明されています。現状では、野菜や果物不足にならないことが、がんを予防す
るために大切なことだといえます。
 
3.塩と塩蔵食品
高濃度の塩分は、胃粘膜を保護する粘液を破壊し、胃酸による胃粘膜の炎症やヘリコバク
ターピロリ菌の持続感染を引き起こすことで胃がんのリスクを高めてしまいます。塩蔵食
品を作る過程において、ニトロソ化合物などの発がん性物質が多く入っています。塩や塩
蔵食品を多く摂取を好む人は胃がんのリスクが高いといわれています。

4.貯蔵肉
貯蔵や加熱などの調理によって生じる発がん性物質や肉や脂肪による腸内細菌叢(ちょう
ないさいきんそう)の変化が解明されています。ハム、サラミ、ベーコンなどの貯蔵肉と
大腸がんとの関連性は、おそらく確実とされています。

5.運動
肥満の解消、インスリン抵抗性の改善、免疫機能の増強、腸内通過時間の短縮、胆汁酸代
謝への影響があります。結腸がん、乳がんの予防効果も確実とされています。

6.肥満
BMI(肥満指数)が25以上を過体重、30以上を肥満です。BMIは体重㎏を身長mで2
回割り算して値を出した物です。脂肪組織から放出される女性ホルモンのエストロゲンや
、インスリン抵抗性による高インスリン血症や遊離型インスリン様増殖因子の持続的増加
、胃酸の食道逆流などのリスク上昇が考えられます。逆にやせ過ぎは、栄養不足に伴う免
疫機能の低下や抗酸化物質の不足などによるものと推察できます。

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臨床検査技師/緊急検査士
石﨑 沙織

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