皆さんこんにちは。前回は介護保険制度のなかから、財源と第1号被保険者・第2号
被保険者についてご説明いたしました。今回は制度を活用できる状態にするための「
申請」とその流れについて紹介いします。

申請することによってお手元に届く「介護保険証」は、申請手続きから約1カ月位の時
間がかかります。なぜこのような時間がかかるのかといいますと、その手続きと判定
のプロセスに時間が必要であるからです。申請から保険証がお手元に届くまでには
下記のような手順があります。

<申請から保険証が届くまでのプロセス>
① 市区町村の「介護保険担当窓口(高齢福祉課、介護保険課など)」で申請用紙に
必要事項を記入します。(本人だけではなく家族が代わりに申請することが可能です)
② 市区町村の担当職員やその委託団体の調査員が、被保険者(介護保険を利用し
たい本人)の今の状態が介護保険のどの認定区分に該当するか調査にきます。(本
人の今の状態を本人だけではなく、客観的に報告してもらえるご家族と一緒に調査を
受けるようにしている市区町村もあります)
※調査は自宅だけではなく、福祉系施設や病院入院中でも可能です
③ 被保険者本人の状態として、医学的観点から介護保険制度の利用が妥当かどう
か評価していくために「主治医意見書」という書類を作成してもらいます。(主治医が
いないときには、市区町村役所の指定医が作成します)
④ 調査員が本人の状態を直接確認した情報を、コンピューターにより1次審査にか
けます。(1次審査の段階で暫定の認定区分が分かります)
⑤ 1次審査の結果と主治医意見書の情報を総合的に判断して、正式な認定区分を
決める2次審査を有識者が集まり行います。
⑤ 審査の結果、介護が必要だとされる7段階の認定区分(要支援1~2、要介護
1~5)に認定されれば、保険証が自宅へ郵送されます。
以上のように、被保険者の適正な認定区分を決めていくための細かな審査と手続き
が必要だからこそ、保険証が手元に届くまでに時間がかかるのです。基本的には申
請してから保険証が届くまで30日以内で対応するようになっていますが、急速な介護
保険利用者の増加から調査や審査などに時間がかかり、地域によっては1カ月半程
度時間がかかる所もあるようです。

介護保険証が届くまでにこのように時間がかかると、介護保険の制度を必要なタイミ
ングで使えないのではないかと心配されることもありますが、介護保険制度は市区町
村の窓口に申請した「申請日」にさかのぼって制度を利用することができます。

病院などで治療と療養の準備を行う中で介護保険制度の利用を検討した場合、病院
入院中に申請手続きを行い、退院までに保険証が間に合わなくても介護保険制度を
使った支援は受けられます。次回からは介護の認定区分や、それに応じたサービス
の内容についてご紹介します。

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社会福祉士
佐々木

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