前立腺がんは、日本人男性がり患するがんの中で4番目に多いがんで、食の欧米化や医療技
術が向上したことでこれからも前立腺がん患者の人数の増加が予想されるがんです。今回
は、前立腺がんのリスク要因と予防法などをご紹介します!

■前立腺の働き
前立腺は膀胱の下に位置しており尿道の周りを取り囲む男性にしかない臓器です。前立腺
の働きは、前立腺液を分泌して精液の一部を作っています。この前立腺液は精子を保護す
る役割やタンパク質を含み精子を保護する役割をして精嚢液(せいのうえき)と混ざり合
います。前立腺がんはこの前立腺の部分にできる悪性腫瘍です。

■前立腺がんの特徴と症状
前立腺がんは比較的に進行が遅いため早期に発見し治療することで治癒することが可能な
がんです。
1.前立腺がんの特徴
50~60代頃からから増え始め70代前後になると増加する傾向にあります。前立腺がんは進
行が遅く、前立腺の内部に留まった状態の局限がん、前立腺の外側に広がった状態の局所
浸潤がん、リンパ節や骨、肺、肝臓などに転移する転移がんに分類できます。尿道から離
れた場所にできやすいことも特徴の一つです。
2.前立腺がんの症状
前立腺がんは初期の自覚症状はほとんどありません。前立腺がんの症状は膀胱の下に位置
していることから排尿に関する症状があげられます。前立腺がんに伴う排尿障害には頻尿
や残尿感、切迫尿、排尿遅延、尿閉があります。前立腺肥大症と症状が似ていることも特
徴です。

■前立腺がんのリスク要因
加齢前立腺がんのリスク要因として分かっているものは加齢や生活習慣、男性ホルモン、
遺伝などと言われています。その他、食品などが関係あるとされていますがはっきりとは
分かっていません。
一番のリスク因子は家族の中に前立腺がんの既往歴がある場合や男性ホルモンであるアン
ドロゲンの関与です。また、食生活の欧米化によって動物性脂肪を摂取する機会が増えた
ことで肥満傾向になることもリスク要因の一つです。

■前立腺がんを予防するには
前立腺がんを予防するには禁煙や過度の飲酒を避け、バランスの良い食事と適度な運動を
心がけることが大切です。豆類・穀物、緑黄色野菜の摂取は前立腺がんの予防に効果があ
るとされており、特にセレ二ウム、β―カロテン、各ビタミン類(A、E、C、D)、イソフ
ラボン、リコペンなどの成分ががん発生の予防に効果があるとされています。

臨床工学技士
宮座 美帆

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