医療現場の紛争を防ぐためには、どのような方法があるのでしょうか。患者側・病院側の両方
から、将来の紛争を予防するための対応方法を考えてみましょう。

1.病院側の対応方法
1-1.説明をしっかりと行う
1つは、患者に対してしっかりと説明を行うことです。近年では、「インフォームドコンセント」が
重視されており、「医師が押しつける医療」では無く、「患者が選ぶ医療」が重視されています。

事前に考えられるリスクなどについて、きちんと説明が行われている場合、患者も「聞いてい
なかった」ということにならず、たとえ残念な結果になっても受け入れやすいものです。病院側
はいつでも、さまざまな治療方法を提案したり、それぞれの治療法を選んだときのメリットとデ
メリットを説明したり、合併症の危険性、後遺症が残る可能性などを丁寧に説明します。

1-2.記録化する
もう1つ、紛争予防の要となるのが「記録」です。きちんと記録が残っていたら、紛争が起こり
かけたときに「このような証拠があります」「過去にこのようなやり取りがありました」ということ
を証明できるので、無用な争いを避けることができます。もし記録がなかったら、「言った」「言
わない」の争いとなり、紛争が激化してしまうこともあります。

2.患者側の対応方法
2-1.理解して医療を受ける
まずは、患者が理解して医療を受けることです。「医師に言われたから、それでいいか」「あま
り聞くと申し訳ないから、黙って言う通りにしよう」ではなく、疑問があるなら事前に聞いて明ら
かにしておきましょう。

医師の治療方針に疑問があるならば、他の医院でセカンドオピニオンを聞くのも1つの方法で
す。自分で医療を選ぶことが、紛争の予防につながります。同意書を作成するときには、正確
に内容を理解してから署名押印しましょう。

2-2.記録する
患者側でも記録することは重要です。将来病院のやり方に疑問を持ったとき、「過去に医師が
このような説明をしていたこと」を証明できると、病院も非を認めなくてはいけなくなることがあ
り、直接の解決につながらなくても何らかの参考資料となるものです。たとえば医療日誌、通
院日誌をつけたりして、診察を受けた日時や医師から受けた指示内容や説明内容などを残し
ておきましょう。

以上が医事紛争を予防する方法です。がんの先端医療を受けるときにも必要な姿勢ですの
で、参考にしてみてください。

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医療ジャーナリスト(法律家)
福谷 陽子

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