あなたは徳川家康という人物はご存じでしょうか。織田信長、豊臣秀吉と共に戦国の三英
傑と呼ばれ、この三人のなかでもっとも長生きし、75歳で亡くなっています。

実は、彼はかなりの「健康オタク」だったようです。幼少期から人質生活を送り、ストレ
スがたまる生活を強いられていました。鷹狩りで野山を駆け巡り鍛えていましたが、漢方
薬を自ら調合していました。また、背中の腫瘍、前立腺肥大、食中毒、サナダムシと多く
の疾患にり患してきた家康の死因は、「胃がん末期状態」だったと考えられています。腹
痛、食欲不振、悪臭のある痰、高熱の症状があったようです。ではもし、現代の検査を受
けられたなら家康は早期発見できたかもしれませんね。胃がんの検査にどのようなものが
あるか見てみましょう。

1.血液検査
胃がんではCEAやCA19-9と呼ばれる腫瘍マーカーなどを検査します。多くの腫瘍マーカー
には、早期がんのうちは正常値であることが多いこと、がんがあっても必ず数値が上昇す
るとは限らないことなどから、腫瘍マーカーの結果だけではがんの有無を診断することは
できません。通常は、手術後の再発のチェックや薬物療法の効果判定の参考に使われます。

2.内視鏡検査
胃の内部を直接見てがんが疑われる病変の場所や、その病変の広がり(範囲)と深さ(深
達度)を調べる検査です。病変があればその組織のごく一部を採取する生検を行い、病理
診断をおこないます。

3.病理組織検査
内視鏡検査の生検で採取した組織を調べ、がん細胞の有無や種類によって胃がんの確定診
断を行います。胃がんの確定診断には、胃生検組織診断分類(Group[グループ]分類)が用
いられます。

4.胃X線検査
バリウムをのんで、胃の形や粘膜などの状態や変化をX線写真で確認する検査です。途中
で発泡剤をのんで胃をふくらませます。

5.CT検査
X線を使って体の内部を輪切りのように描き出し、撮影する検査です。別の臓器への遠隔
転移やリンパ節への転移、肝臓など胃の周りの臓器への浸潤などを調べます。
現代の医療では胃がんは早期胃がん、進行胃がんにわけることができます。もし、家康が
この検査を受けられたなら、90歳まで生きられたかもしれませんね。どんなに健康オタ
クな家康のような人でも、病気になります。早期発見、病気の予防のためにも毎年がん検
診を受けることをお勧めします。

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臨床検査技師/緊急検査士
石﨑 沙織

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  1. にゃんぱいあ より:

    検査専門の石崎先生の記事が
    もっと読みたいです。 
    歴史の記事も面白いですが、
    見えない力の記事も
    すごく読んでいて楽しいです。

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