皆さん、初めまして。今回から、皆さんに社会福祉士という立場から「社会福祉」についてお話をさせていただきたいと思っております。なるべく簡単にお話ができるように心がけてまいりますので、よろしくお願いいたします。

さて、皆さんは「社会福祉」という言葉は聞いたことがありますか。「社会福祉」という言葉はあまり聞きなじみの無いものかと思われますが、言葉の意味としては「社会」全体の「幸せ」を守るという内容になります。

一方で「医療」というと皆さんのイメージはいかがでしょうか。風邪をひいたときに行くクリニックを思い浮かべる人もいれば、ドラマで出てくるような大病院や救急医療を専門に扱う病院、高度な最先端治療を行う病院などさまざまなものを思い描けると思います。その中において、もっとも多くの人は、自らの意思で治療を受けることを望み、そして行動をされているかと思います。中には、私達が「苦しい」「つらい」と感じる医療的な対応も「治療」という状況や環境で受け入れていると思われます。医療という環境は私達の生活からすれば、随分と特殊な状況だと感じます。これは医療が最も大切にして優先させるべきは皆さまの「命を救う」ことだからです。それが役割であり仕事でもあります。最近は積極的に医療現場から生活の支援が求められてきておりますが、オーダーメイドの支援はなかなか難しいのが現状です。

私たちは治療を受ける際に、「患者となる準備」をして治療に臨む必要があります。また、治療の形に合わせて「療養する準備」も必要になり、その後の社会生活の送り方や生活の接点を見つけていく「生活する準備」も必要になります。これらは自分の力で探したり、見つけたり、自らが動かなければいけない物事が多く存在します。社会福祉は、これらの準備や皆さんが生活を考えていくなかで、どう動いていけばより幸せにつながるのかを一緒に考えて、その中で公的な制度が使えるならば、より具体的な支援を紹介し、つなぐ事も役割だと思っています。いわば社会福祉は皆さんの「生活」や「生き方」を下支えするものだと考えています。

既に治療を始めていらっしゃる人もいれば、さまざまな結果や選択肢に悩まれている人も多くいらっしゃると思います。これから私がお伝えできる内容から、治療や療養に向き合う当事者の皆さんやその治療や療養を支えてくださるご家族様も含め、療養生活が少しでも和らぐお手伝いになればと願っております。

社会福祉士
佐々木

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