直前までテレビで活躍していた著名人が、体調を崩してからあっという間にがんに
よって亡くなってしまうケースを目にしたことはあるでしょうか。
がんの場合、認知症や脳血管障害などとは違い、病状が末期まで進行するまではあ
る程度活動度を保つことができます。そのため、最後の過ごし方について、選択の
幅があるとも言えます。

最後まで治療を諦めずに続ける人がいる一方、治療法がない場合や副作用で治療継
続が出来なくなった場合など、積極的な治療をせずに緩和医療だけ続けて、自分の
大切な人とゆったり過ごす選択をする人もいます。

医師の中でも、がんという領域は死とは切っても切り離せない分野であるため、そ
こにやりがいを感じる医師もいれば、そこに無力さを感じることもあります。
私自身も身内をがんで亡くしているため、がんにかかった患者さん本人だけでなく
、そのご家族を支え、双方が納得のいく最後を迎えられるようにすることにも使命
を感じています。

私の身内の場合、最後の時を自宅で在宅医療を受けながら過ごしました。徐々に痩
せていく姿にとても悲しみを覚えましたが、最後の時間を自宅で一緒に過ごし、亡
くなる姿をそばで見守ることができてよかったと思っています。本人も自宅で亡く
なることを希望し、それをかなえてくれた在宅医療にとても感謝しました。

現在は核家族化しており、高齢者の2人暮らしや独居が多い状況です。そのため、い
ざ自分ががんになった時に近くに頼れる人がいない状況も十分考えられます。また
、家族がみんな働いている場合、在宅医療を選択しづらい心境もあるかと思います
。しかし、現在は医療者のサポートを受けて自宅で見ていくこともできるようにな
ってきています。はじめから選択肢の幅を狭めず、患者さん本人と家族が納得でき
る道を探すことが重要です。

日本は死に対して触れてはいけない話題であるような風潮が強いと感じます。その
ため、高齢であっても亡くなる時のことを家族と話し合っていないケースが少なく
ありません。

これからは病院で亡くなる人が減り、自宅や施設で最後の時間を過ごす人が多くな
る時代です。医療の発達で、がんにかかっても完全に治る人も増えてきています。
しかし、それでも超高齢社会では再発などによって命を落とす人は右肩上がりです
。元気なうちからがんにかかった時のことを本人と家族がよく話し合う必要がある
と感じています。

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内科医
村本

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