私の母は約4年前
死の世界に一歩足を踏み込んでいました。
気付いた時は子宮が
にわとりの卵からグレープフルーツくらいの大きさに
なっていたのです。

すでに超音波検査ではお腹の中は
よく見えない状態。
常にゲップをし、
よく飲み込むのにむせて、咳き込み、
パートから帰ってきて疲れただるいと
よく昼寝をしていました。
今思えば子宮が大きくなり胃を圧迫し
血液検査で貧血が判明し不正出血で
めまいを起こしていたのだなと思います。

私もそこまで意識していなかった。
いや、胸騒ぎを認めたくなかったのです。
そういえばおばあちゃんも子宮がんだったよね。
まさかね・・・母に限ってと。

次の日、入院になり
良性か悪性かを診断する為に病理検査を行ないました。

「細胞診検査クラスⅣ
全摘出してもがん細胞は全部取れない可能性がある」

がんのリンパ転移はありませんでしたが
靭帯の一部のがんを取るのに出血の恐れがあるため
健常人の半分の血液の濃さしかなかった母には
大量出血するリスクがあるという。

・・・うそでしょ。言葉が出ませんでした。

父は救急救命士、妹は管理栄養士、私は臨床検査技師という医療一家にも関わらず
心から大切な人の異変にいち早く気付けなかったことが
悔しくてただ悲しかった。

母の手術日が決まり手術前に輸血をして
体力を整えてから挑みました。
母は家族の前では一切弱音を吐かず
母の強さを改めて知りました。    
  
手術は無事に成功し、家族全員で泣きました。
はじめて父が人目をはばからず泣いた姿を見ました。
残った一部は抗がん剤の点滴で治療していくことが決まり
次の日からリハビリが始まりました。
   
あれから2年後。
母はほぼ完治し、現在は半年に一回通院しています。

このときの経験から
私は臨床検査技師として、ひとりの女性として
家族と自分を守る術として健康診断の大切さを知りました。
パート先でやっているから大丈夫と思っていませんか。
検査結果を受けただけで放置していませんか。
母にも結果を見せてもらったら
会社の経費削減で大事な検査項目がカットされていて
これではまったく意味がないと思いました。
だからあなたのかかりつけ技師のような相談できる存在になりたいのです。

がん検診などの人間ドックを定期的に行なう予防や
標準治療が受けられない、また受けたくないという場合も
代替治療の選択肢を広げることで
あなたの人生が大きく変わりますよ。

臨床検査技師/緊急検査士
石﨑 沙織

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