皆さんこんにちは。前回は介護保険制度のなかで「自宅に来て支援をしてくれる代表的なサ
ービス」についてご説明させていただきました。「訪問介護(ホームヘルプ)」「訪問看護」以外
にも自宅に来て支援をしてくれるサービスはほかにもあります。
 
【訪問リハビリ】
・自宅にリハビリ-テーションの専門職である、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が訪問
し、暮らしのなかで必要なさまざまな日常生活動作などを自宅で訓練を行います。
・リハビリテーションは病院で行うイメージが強いものですが、自宅から通うこと自体が難しい
身体状況や環境にある人にとって、身体機能の維持向上やコミュニケーションにもつながります。

・自宅の多種多様な環境にあわせた動きのアドバイスを、利用者をはじめそのご家族に対し
ても指導や提案ができることで、結果的に介助者の介護負担の軽減につながります。

・国は介護保険サービスの利用者が、今後も住み慣れた場所で生活し続けることができるよ
うに、また介護区分が重度化しないようにする予防的観点からも、積極的に介護保険のリハ
ビリテーションを広めていく考えをもっています。

・1回20分以上の訪問リハビリサービスを受けた場合、自己負担額は302円です。(負担割合
が1割負担の人の場合です。住所地により費用に変化があります)

【訪問入浴】
・自宅での入浴が難しい人に対して、自宅に介護職員、看護職員が訪問し、浴槽を持参する
ことにより自宅内で入浴ができるようにするサービスです。
・利用者の身体的な状況から自宅の浴室や浴槽が不適切な場合や、利用者自身が他の人と
集団で入浴することに羞恥心があり入浴が進まない場合もあり、入浴による清潔保持ができ
る方法の1つになっています。
・看護職員も一緒に訪問することで、家族だけでは利用者の病状に不安がある場合にも、注
意しながら入浴を行うことができます。
・要介護1の人が全身入浴の訪問入浴サービスを受けた場合、自己負担額は1234円です。(
負担割合が1割負担の人の場合です。住所地により費用に変化があります)

【定期巡回随時対応型訪問介護看護】
・比較的新しくできたサービスの1つで、可能な限り自宅での生活を続けて行くための生活支
援方法として、利用者にニーズにあわせ決まった時間の自宅訪問(定期巡回)での身体介護
を中心に、夜間帯も含めた24時間いつでも必要に合わせて連絡を受けて(随時対応)、必要
に合わせて自宅訪問をすることができます。
・訪問介護職員の他に看護職員も自宅訪問が可能なため、病状に不安を抱えて自宅で生活
する一人暮らしの人などにとって、定期巡回と随時対応ができる安心感があるサービスです。

・24時間365日の対応ですので、利用者は事業所のオペレーターへ連絡することで、昼夜問
わず柔軟なサービスを受けることが可能になっています。
・要介護1以上から利用ができるサービスであり、料金は1カ月どれだけの頻度でサービスを
受けても定額になっています。要介護1の人がこの訪問介護サービスと訪問看護サービスを
併せて1カ月間利用した場合、自己負担額は8255円です。(負担割合が1割負担の人の場合
です。住所地により費用に変化があります)
 
以上が「自宅に来て支援をしてくれるサービス」の5種類でした。それぞれ自宅での生活を支
える中核を担うサービスで、1回当たりの自己負担額も比較的抑えてあると言えるのではない
でしょうか。次回からは介護保険制度で利用ができるサービスのなかから、「自宅からサービ
スを提供できる所に通うサービス」についてご紹介したいと思います。

社会福祉士
佐々木

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