母の再検査結果を家族で聞くために、会社を早退したので、その時理由を伝えていた上司には結果を伝えなければなりませんでした。

簡潔に、やはり乳がんだったこと、今ステージ2で、抗がん剤の治療から初めて、半年後に摘出手術をすることを伝えました。

すると、上司から「実は私も母が乳がんでね」という話をされました。
もちろん聞いた事などなかったので、驚きましたが、まだご存命で、治療を始めて4ヶ月経っているとの事でした。

抗がん剤は大変だと思うから、くれぐれも支えてやるように、という事や、とにかく家族の時間を大切にするように、などアドバイスをもらい、何か母の治療の都合などで早退したり遅刻したりする場合は遠慮なく言ってくれとも言ってもらい、気持ちが軽くなりました。

他の一部の上司や同僚にも母の話はしたのですが、皆口をそろえて「早く見つかって良かったね」と「大変だと思うけど会社のことは二の次でいいからね」という温かい声をかけてくれました。

中小企業で、こぢんまりしたオフィスなのですが、こういった雰囲気はとても気に入っていて、もともと温かい職場だなとは思っていたのですが、この一件で一層良い会社に勤められていて私は幸せものだなと実感しました。

また、「うちの親も」「うちの親戚も」など、意外と多くの方のご家族が、乳がんのみならず様々ながんを患って、中には亡くなった方もいらっしゃったり、完治して普通に生活しているという方もいらして、2人に1人はがんになると言われている事を実感しました。
乳がんは11人に1人で、それでもかなりの率だなと思ってはいたのですが、2人に1人と言われると、自分にも十分可能性があるという事で、早期発見の大切さや、がんの恐ろしさを噛み締めました。

お母様が乳がんと闘っていらっしゃる上司が「多分がんの種類も違うし治療方法も違うだろうから、効果があるか分からないけど・・・」と言いながら乳がんについての本を貸してくれたので、持ち帰り家族全員で読みました。
特に母は熟読したらしく、色々勉強になったと言って感謝していました。

がんの患者会
母と家族のガンとの闘病記

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医療者コラム

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