今回は前立腺がんと前立腺がんがうたがわれるときに行う検査について、説明して
いきたいと思います。

■前立腺がん
1. 前立腺がんについて
前立腺がんですが、まず、前立腺があるのは男性のみのため、男性しかり患しない
がんになります。また、今までの説明してきたがんと違い、原因不明で死亡した際
にその原因を調べる目的で行われる病理解剖の結果、前立腺がんだったと死後に判
明することの多いがんになります。その特徴からラテントがん(潜伏または潜在が
ん)や偶発がん(膀胱や前立腺を手術などで摘出したときに偶然発見されたがん)
とも呼ばれます。

2. 前立腺がんの検査について
検査では、血液検査で前立腺がんかのスクリーニング(振るい分け)を行い、下腹
部に超音波を当て前立腺を確認し、超音波を当てながら針で前立腺の組織を採取し
(針生検)、病理検査により確定診断をつけ、その後のがんの病期分類(ステージ
分類)などのために画像検査を行うことが一般的とされています。しかし、どの検
査も前立腺がんの臨床経過の予測や治療方針の決定には重要な検査となります。

3. 前立腺がんで有用な腫瘍マーカーについて
3.-1 PSA(前立腺特異抗原)  基準値:4.00 ng/mL以下
ヒトの前立腺組織のみに存在し、前立腺がん患者では検査値が顕著に上昇します。
さらに、がんの病勢をよく反映して変動するため、予後判定や治療経過の指標とさ
れています。しかし、前立腺肥大などの良性疾患でも基準値を超えることがあるた
め、がんと判断するには注意が必要となります。また、指標として前立腺がんと良
性疾患の境界値として10.00ng/mLを超える場合は前立腺がんが強く疑われます。

3.-2 PSA F/T比  基準値:27%以上
PSAは血液中に存在しているときにいくつか型がわかれており、Fとは遊離型(非蛋
白結合型)を指し、TはトータルのPSAを指します。特に、前立腺がんの患者さんで
は前立腺肥大の患者さんと比べて遊離型PSAが低下することがわかったため、上記の
PSAとは違い、がんと非がんかの鑑別指標として用いられています。

4.まとめ
前立腺がんは一般的に進行が遅いため、死亡の原因が他の疾患であることも多いが
んです。また、ラテントがんとして発見された場合でも若年層より高齢になるにつ
れ発症頻度が高くなることが知られています。最後に、ここからは私の考えですが
、スクリーニングとしてPSAを測定し、その後の担当医の診察により針生検を行うか
どうかが判断されます。しかし、針生検による利益と不利益の説明をしっかりと担
当医から受け、自身も納得した上で検査を受けることが患者さんとして重要かと思
われます。

臨床検査技師
朝野

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