入院患者さんの中には、
「こんな状態で退院しても何もできない」
「点滴したままでは帰れませんよね?」などと
心配や誤解をされている人はたくさんいました。

確かに、在宅療養は大変なこともあります。
しかし、患者さん御本人が退院を望めば
できる限り御家族に負担が少なく、
残された時間を好きな場所で、穏やかに過ごせるよう
整えてから退院の日を迎えられるように準備します。

まず、少なくとも自宅での医療用麻薬の管理や点滴、
カテーテルの管理などは、
病院と同様に行うことができます。
痛みが強くなったり、
口から薬を飲むことが難しくなったりしたときに用いる、
医療用麻薬の持続注射も自宅で安全におこなえます。

このような経験に長けた在宅医が関わることで、
終末期がん患者の苦痛緩和に必要な治療は、
自宅でも病院とほぼ同様に行うことができるのです。
ですから、在宅医療の方が質が劣る
ということはありません。

日々の生活の支援をしている訪問看護も、
末期がんの人であれば
必要なだけ受けることができます。

レスパイトというシステムを利用して
一時的に入院も可能ですので、上手に使って
いきましょう。

看護師
かたおか さちこ

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