急性虫垂炎(盲腸)になり、緊急入院して即日で手術した母。
翌日見舞いに行ったら瀕死状態になっており、大変心配しましたが、どうにか無事生還しまして、乳がんの方の主治医と面談があったそうです。

やっぱり免疫力が低下してるみたいだねぇ、と言われたそうです。
抗がん剤は劇薬なので、がん以外の細胞や組織、免疫やホルモンにも甚大な影響を及ぼします。ゆえに体調を崩すな、とか、風邪を引くな、とか、熱を出すな、とか言われるわけですが、免疫力はどんどん低下していくわけです。

そして、その免疫力の低下が原因となって、今回の急性盲腸が出てしまったとの診断結果でした。(おそらくそうだろう、という憶測的な要素が強かったようではありますが・・・)

母自身が、この急性盲腸で体力的に相当参ってしまったようで、身体が悲鳴を上げたのかもね、とも言っていました。

このまま劇薬を投薬し続けるのはあまりよくない、という判断が下されました。
抗がん剤による治療方法を見直すことになったのです。

それまでは、3週間に1回、数時間の点滴で抗がん剤を注入して、経過を見ながら治療してきました。
それを、1週間に1回の頻度に切り替えて、それまでの抗がん剤よりも軽いというか弱いというか、ライトな抗がん剤に変更する事になったのです。

頻度は上がるけれど、1回の投薬で体にかかる負担はかなり減ると思う、と主治医の先生は仰っていました。
でも、最初に3回は、強力な抗がん剤を打っておいて正解だったよ。その選択は間違ってないよ、とも仰っていました。

がんの治療はとにかくスタートダッシュが大事だそうで、母の場合は、本来半年続ける予定だった治療プランを半分手前のところで切り替えましたが、それまでの3ヵ月弱で投薬してきた強力な抗がん剤が力を発揮して、定期的な健診結果では、がん細胞はかなり小さくなっているという事でした。
最初から弱いライトな抗がん剤を投与していたら、こうはいかなかったというのです。

その実は、実際にやってみたわけではないので何とも言えず、先生の言葉を信じるしかありませんでしたが、いずれにせよ、がんが小さくなっているというニュースは朗報でした。

その上で弱い薬に変える事に対して不安に思ったりしないかな、と少し母の心を心配しましたが、「結構抗がん剤の副作用が辛くなってきてたから、ここで軽くなるなら有り難い」と言ったので、切り替えることにしました。

確かに、傍目から見ていても母の副作用はひどくなる一方だったので、盲腸が良いきっかけになったな、と密かに安堵しました。

がんの患者会
母と家族のガンとの闘病記

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