医療過誤問題に対応するためには弁護士の力を要するケースがあります。ただ、医療問題は高
度に専門的であり、どのような弁護士でも良いというわけにはいきません。
以下に医療過誤訴訟を依頼するとよい弁護士の見分け方と探し方をご紹介します。

1.医療過誤問題を依頼すべき弁護士とは
まず、どのような弁護士に医療過誤訴訟を依頼すべきか考えてみましょう。前回は、「医療問題の
取扱い実績が豊富」「医師と提携している」という点を紹介したので、今回は、それ以外の点から
検討します。

1-1.現実的かつ具体的な解決策を提示してくれる
医療問題を相談したとき、現実的で具体的な解決方法を示してくれることが重要です。相談しても
「結局どうすべきか」「何ができるのか」という結論が見えなければ、損害賠償手続きを進められな
いからです。

1-2.説明がわかりやすく、親身になってくれる
医療過誤の被害者の方は、大変な心痛を受けているものです。そこで、弁護士も、そうした被害者
に配慮して、丁寧に話を聞く姿勢が求められます。相談をしたとき、きちんと話を聞いてくれて説明
がわかりやすい弁護士を選びましょう。

1-3.弁護士との相性
医療過誤訴訟は、2年以上かかることも多く、非常に時間がかかります。長い付き合いとなります
ので、弁護士との相性も重要です。相談をしたとき、話しやすい人、説明や提案内容を受け入れ
やすいと感じる弁護士を選びましょう。

2.弁護士に依頼する前に注意すべきこと
弁護士に依頼する前には、いくつか注意点があります。

2-1.費用
まずは費用です。医療訴訟の弁護士費用は高額になるケースが多いので、どのくらいの費用が
発生するのか、事前にきっちり見積もりを出してもらいましょう。どんなに良い弁護士でも、費用が
高すぎると依頼できません。

2-2.弁護士の地域の問題
医療過誤の場合、病院が遠方にあるケースもあります。そのようなとき、病院の近くの弁護士に依
頼した方が、費用的な面や交渉の利便性などの点でメリットが大きくなることがあります。たとえば
、証拠保全や現地での面談などを行う場合、現地の近くの弁護士の方が何かと有利です。
医療過誤訴訟を依頼するときには慎重に弁護士を選ぶ必要があります。がんの治療を受ける際
にも重要な知識ですので、この機会にぜひ覚えておいてください。

医療ジャーナリスト(法律家)
福谷 陽子
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