皆さんこんにちは。前回は「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」という「自宅から泊ま
りに行って受けるサービス」についてご説明しました。今回は「自宅で過ごしながら、泊まり・通
い・訪問サービスを組み合わせるサービス」についてご紹介いたします。

【自宅で過ごしながら、泊まり・通い・訪問サービスを組み合わせるサービス(2種類)】
・小規模多機能型居宅介護 ・看護小規模多機能型居宅介護
以下にこの内容をご説明したいと思います。

【小規模多機能型居宅介護】
・介護保険サービスのなかでも利用頻度が高いサービスの代表である「訪問サービス(ホー
ムヘルプ)」「通所サービス(デイサービス)」「お泊まりサービス(ショートステイ)」を1つの施設
が一体的に提供するサービスです。
・各サービスを個々に契約するのではなく、1つの施設が3つのサービスを利用希望者の状態
にあわせて柔軟に対応できるのが大きな特徴です。
・この施設には担当のケアマネージャーがおり、サービス利用者の相談を受け付け、3つのサ
ービスをどのように利用することが1番良いかを考え、コーディネートしていきます。
・このサービスは国が推進している「地域包括ケアシステム」という、サービス利用者が住み
慣れた地域で最後まで暮らせるように支える仕組み作りの1つとして現在も注目されているも
のです。
・あくまでも自宅での暮らしを支えるサービスですので、3つのサービスのなかで「お泊まりサ
ービス」のみをずっと利用することは、原則的にできません。
・このサービスは介護保険の自己負担分に関しては1カ月の定額料金になっているのも特徴
です。
・要介護1の人が1カ月間小規模多機能型居宅介護サービスを利用した場合、自己負担額は
10320円になります。(負担割合が1割負担の人の場合です。同一建物に居住する者以外の
者に対して行う利用の場合で計算しています。住所地により費用は異なります)
・介護保険の自己負担のほかに、利用した分の滞在費や食費や娯楽費などの自己負担もあ
ります。

【看護小規模多機能型居宅介護】

・医学的な管理が必要な利用者も多くなっている事から、従来の小規模多機能型居宅介護サ
ービスに医学的管理ができる看護師の対応を追加したサービス形態が新たにできました。こ
れは「複合型サービス」ともいわれています。
・基本的な内容は小規模多機能型居宅介護サービスと同様です。近年この複合型サービス
は増加しています。
・要介護1の人が1カ月間看護小規模多機能型居宅介護サービスを利用した場合、自己負担
額は12341円になります。(負担割合が1割負担の人の場合です。同一建物に居住する者以
外の者に対して行う利用の場合で計算しています。住所地により費用に変化があります)
・介護保険の自己負担のほかに、利用した分の滞在費や食費や娯楽費などの自己負担もあ
ります。

自宅で生活を行う利用者にとって、医療的な相談やサービスの充実は非常に重要です。がん
をはじめ、さまざまな難病を抱える患者も介護サービスを上手に活用して暮らしていく社会を
国は推進していますので、医療と介護をつなぐこれらのニーズはますます増えていくと思われ
ます。次回からは「生活をするための道具や環境を整備するサービス」について内容をご説
明したいと思います。

社会福祉士
佐々木

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