肝臓は糖質・エネルギー・タンパク質代謝やビリルビンの代謝、胆汁の生成、解毒作用など多岐にわたって重要な役割をしている臓器です。とっても働き者ですが、別名「沈黙の臓器」とも呼ばれており、自己再生能力を持っているので、かなり病気が進行しないと症状が現れないのです。肝臓病といっても、急性肝炎・慢性肝炎・脂肪肝や肝硬変などさまざまな病気があり、それによって治療法や食事療法も変わってきます。今日のメニューは「アスパラガスの肉巻き」です。お肉と野菜がしっかり摂れ、見た目もボリュームがあります。

【材料】2人分
アスパラガス・・・8本
牛肉肩ロース薄切り・・・200g
オリーブオイル・・・大さじ1
片栗粉・・・大さじ1
〇醤油・・・大さじ1
〇みりん・・・大さじ1
〇砂糖・・・大さじ1
〇すりおろし生姜・・・小さじ1

【作り方】


アスパラガスをよく洗い、硬い根本の部分はピーラーで皮をむきます。その後、半分に切っておきます。


牛肉を広げてアスパラガスを端から均等になるように巻き付けていきます。最後にギュッと握ると崩れにくいです。
※下にラップなどを敷いておくと後かたづけが楽です。


巻き終わりましたら、上から片栗粉を全体にいきわたるようにまぶします。〇のついた調味料を全部混ぜ合わせておきます。


フライパンにオリーブオイルを入れ焼いていきます。全体に火が通ったら、あらかじめ混ぜ合わせておいた調味料を入れて全体に味を染み込ませていきます。彩りとしてプチトマトを添えたら完成です。

肝臓病の食事療法の基本は「適正なエネルギーで、栄養バランスのとれた食事」です。しかし、合併症や病態によってはタンパク質制限・鉄制限・塩分制限やカリウム制限なども加わってくることがあります。特に肝硬変などでは、血中のアンモニアが多くなる時があり、意識障害を起こすことがあるので、タンパク質制限はとても重要です。しかし、同時に十分なエネルギーを摂取する必要があります。

今回のメニューは春から初夏の季節においしいアスパラガスお肉と野菜が一緒に摂取できるので、脂溶性ビタミンなどが効率よく摂取できます。アスパラガスはアスパラギン酸以外にも、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維やカルシウムも含まれており、抗酸化作用や疲労回復効果が期待でき、とても優秀な野菜です。
今回の調理法はそれらの栄養素が無駄なく効率よく吸収されるように考えました。

【管理栄養士からのワンポイントアドバイス】
肝臓病において、基本的には三食正しく、多品目の食材を取るようにしましょう。塩分は控えめで、塩だけの味付けに頼らず、お酢やポン酢も活用して味のバリエーションを増やすと良いでしょう。また、今回のメニューのアスパラガスを他のお野菜に変えても良いです。ブロッコリー、オクラやなすをお肉で巻いてもおいしいです。ぜひいろんな野菜と試してみてください。

管理栄養士
小笠原

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