下痢とは「便の水分量が多すぎる状態」といえます。下痢にいろいろなタイプがあり、食べ物の浸透圧が高く、腸で水分が吸収されないまま排便される浸透性圧下痢や腸液などの水分分泌が過剰になり、引きおこる分泌性下痢など、また、腸の通過時間が短く、活発過ぎることによるぜん動運動性下痢など、実にさまざまな要因が挙げられます。今回ご紹介するメニューは『豆腐の和風あんかけ』です。消化が良く、食べやすいようにメニューを考えました。

『豆腐の和風あんかけ』

【材料】二人分
木綿豆腐・・・一丁
片栗粉・・・適量
油・・・大さじ1

あんかけ
出し汁・・・100ml
人参・・・20g
かいわれ大根・・・10g
片栗粉・・・小さじ2
水・・・小さじ2

【作り方】


豆腐に重りをして10分ほど置き、余分な水を出した後、9等分に切り、全体に片栗粉をまぶします。


フライパンに油を敷き豆腐を入れて、崩れないように表面に軽く焦げ目を入れていきます。全部の面が焼けたら、お皿に盛りつけます。

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別の鍋に出し汁を入れて火をつけます。その間に人参を細切りにし、かいわれ大根を半分に切っておきます。片栗粉とお水も混ぜ合わせておきます。沸騰してきたら、野菜を入れ、人参がしんなりしてきたら、片栗粉を混ぜ入れ、しっかりとろみをつけます。

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あんを豆腐の上からかければ、でき上がりです。
※絹ごし豆腐の場合は焼くのではなく、湯通しでも大丈夫です。

下痢が続くと体内の水分が大量に失われるため、脱水を起こさないようにこまめに水分を補給しましょう。今回のメニューは豆腐の和風あんかけなので、口当たりがよく、豆腐も消化にもよいのでお勧めの食材です。

あんについては、出汁の味のみで調理しているため、優しい味付けで、旬の野菜などを少量入れると彩りも良く、下痢で失われやすいカリウムや電解質の補給にもなります。応用が利きやメニューなので、ぜひ作ってみてください。

■管理栄養士からのワンポイントアドバイス!!
下痢の時の食事の注意点は、消化に時間がかかる脂質の多いお肉や魚、揚げ物、天ぷらなどは避け、豆腐やうどん、雑炊などの消化しやすいものを摂り入れましょう。また、食物繊維の多い物、ゴボウやキノコ類、海藻類、イモ類も下痢の間はあまりお勧めしません。葉野菜など、少しずつ食べられるものを段階的に摂取しましょう。脱水にならないように十分な水分を補給し、柔らかく、温かい消化に良い物を心掛けることが大切です。最後に、下痢で腸内が過敏になっているときは刺激物となるアルコール、香辛料、冷たい物は控えましょう。

管理栄養士
小笠原

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