もしママががんになったら、自分のからだへの不安と同時に、家や家族のことがとても心配になります。特にまだ小さな子を持つママであれば、自分のことはさておいて「子どものことはどうしたらいいの?」と悩むものです。

家事を担ってきたママが病気になることで、残されたお子さんの支援者も必要となってくる場合もあります。なかにはご両親や兄弟姉妹、親しい友人などにサポートが頼める人もあれば、身近に頼れる人がいないために通院・入院などで長期的に人手が必要になったり、急な体調不良などで緊急にサポートが必要になったりとあります。

そこで、今回の「乳がん・子宮がんを語る女子会」では、いざ困ったときに自分自身や家族をサポートしてくれる代表的な3つの「家族支援サービス」についてご紹介します。

■ファミリー・サポート・センター

市区町村が運営している、子どもを持つ家庭の支援としてファミリー・サポート・センターがあります。育児の援助を受けたい人(依頼会員)と援助を行いたい人(提供会員)を結ぶ仕組みです。
センターのコーディネーターが依頼会員の要望に合った提供会員を紹介してくれるので、何度も会ううちに子どもも慣れてきて、安心して過ごすことができます。また近所の方が提供会員になるためお願いなどもしやすいのもメリットでしょう。
「保育園の送り迎え」「通院中・体調不良時の子守り」など、援助内容はさまざまあり、援助に対して料金(活動報酬)の支払いをします。一部の市区町村では、早朝・夜間などの緊急時の預かりなど(病児・緊急対応強化事業)も実施しています。
詳しくは、お住まいの市区町村のファミリー・サポート・センターにお問い合わせください。

■緊急保育

定員のある緊急保育実施の公立・私立の保育園で、保護者が傷病または入院するとき、または保護者が入院する親族の看護にあたるときなど、より緊急に保育を必要とする子どもを一時的に預かる制度です。
小学校就業前の健康な子どもが対象で、保育条件、期間、料金は園により異なってきます。
利用されたい場合は、公立保育園は各市区町村の窓口に、私立保育園は直接施設に相談してみましょう。

■公的施設

入院しなくてはいけないのにどうしても誰にも頼めないときもあります。そんなときは、病院の相談窓口やお住まいの地域の児童相談所に相談してみましょう。一時的に子どもを預かってくれる施設があります。基本的に2歳未満なら乳児院、2歳以上の子であれば、児童養護施設に預けることができます。
医師・看護師・管理栄養士などの専門家と24時間365日連携しているので、安心して預けることができます。基本的には子どもとも面会できますので、体調に合わせて子どもと会えるでしょう。

以上、3つの家族支援サービスをご紹介しました。

支援者にお願いする際、子どものことをお願いするだけでなく、自分の病状も含めお話しておくことをおすすめします。なぜなら、ママの病気のことで子どもの心が不安定になることがあるからです。
涙もろくなっている、イライラしている、暗い表情をしているなど、子どもの変化に注意してもらうためにも支援者に病状を伝えましょう。支援者も状況に合わせて対応してくれるはずです。

日本でも少しずつ「子どもは社会全体で育てていく」という考えが広がっています。
ママ一人で抱え込み無理をして何とかしようとするのではなく、誰かに頼ることも大事なことです。周囲の人、その他区市町村の役所・役場の子育て支援課や、自治体の保健所・保険センターの保健師にも相談してみましょう。そして、あなたの家庭にあった支援を見つけましょう。

有名雑誌や大手メディアでコメントするライターやTV出演もある女性陣を結集した女子会
乳がん・子宮がんを語る女子会

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