今や、日本人の2人に1人がアレルギーをもっているといわれています。
「アレルギーなんて、子どもの頃のものじゃないの?」と思われている人もいるかと思いますが、実は成人してから発症するアレルギーもあるのはご存知でしょうか?

その一つが「フードアレルギー(食物アレルギー)」。
今までごく普通に食べていた食べ物に対し、突然アレルギー反応を発症してしまい、さまざまな症状を引き起こすとされています。

そこで、今回は「今、大人の女性の間で注目されつつある遅延型フードアレルギー」についてご紹介したいと思います。

■フードアレルギーには2種類ある!?
実はフードアレルギーは2種類あり、一般的に知られているのが「即時型フードアレルギー」です。
即時型アレルギーは該当する食物を食べるとすぐに症状が出るもので、軽い場合はくしゃみ、鼻水、皮膚のかゆみ、のどの違和感、口内のイガイガ感、腹痛、下痢を起こし、症状が重い場合は呼吸困難まで起こることがあります。

一方、今回のテーマでもある「遅延型フードアレルギー」は、文字通り食べ物を食べてもすぐに症状が出ず、数時間経ってからはじめて体内で炎症反応が起こるため、本人もアレルギー症状への自覚がもちにくく、気づかないケースが多いのが特徴です。
そして厄介なことに、大人の遅延型フードアレルギーは一度発症してしまうと治らないケースが多いともいわれています。

症状としては、一般的なアレルギー的な症状のほか、頭痛、めまい、肌荒れ、倦怠感、消化不良、関節痛、またイライラやうつといった情緒不安定などがありますが、アレルギーの一般的なイメージ(皮膚のかゆみやのどの違和感など)とはかけ離れている症状もあるため、誰もが自分自身の不調とフードアレルギーとを結びつけて考えにくいのがネックになっています。

もし特に原因がないにもかかわらず、「体調悪いかも」「疲労感がとれない」「食後の眠気が強い」など、からだの不調を長期的に感じているときは、食べた食物を振り返ってみると判明することもあるので、思い当たる人は食べたものを記録してみましょう。

■好物でも反応するって本当!?
遅延型アレルギーは、前述した通り、大人になってから発症することが多いので、それまでは普通に食べ続けてきているため、後々判明した後で「えっ!子どもの頃から大好物だったのに」「むしろ美容や健康にいいから毎日食べていた」といった食べ物であるケースもあります。
そこで、まず心当たりのある食べ物があれば、自宅で2週間位摂らないようにして、自分の体調がどのように変化するのをセルフチェックしてみましょう。不調の原因である食物である場合、症状が改善されて判明することがあります。もし自宅で除去しても何も体調に変化がなかったら、少しずつ元の食事に戻していきましょう。

■加工品はなるべく控えるのがベター
手軽で保存も効く加工食品は、食卓でも使うことはもはや普通になっています。
その一方で、加工食品には製造工程上、ピーナツや小麦を代表として多くのアレルゲンが含まれている可能性もあります。

加工食品は保存性を高め、色もちをよくするための食品添加物が含まれていますが、このような化学物質は本来であればキッチンにはないものばかりです。普段自炊をしている分には調味料としても使わない上に、時としてアレルギーの原因となることもあるので、買い物をする時はラベルを見ることも大切です。

もちろん忙しい日々を送る人にとっては、毎日の食事を作ることは難しい時もあるので、その場合は加工品を使う頻度を減らす努力から始めてみるのもいいでしょう。

■特定の食べ物を除去する間も栄養面は意識!
自宅で除去してセルフチェックをする間、特定の食べ物を除くことで、それまで摂り続けてきた栄養面に「偏り」が出るおそれもあります。

できれば、何かを食べない代わりに、それに代わる栄養素を摂ることを意識しましょう。
例としては、炭水化物のグループから除去している時は代わりの炭水化物をチョイス、たんぱく質のグループから除去している時はちがうたんぱく質を……というように工夫してみましょう。

<例>
・魚を除去中の場合→卵、大豆、肉を偏らずにバランスよく選ぶ
・果物を除去中の場合→ビタミンや繊維をさまざまな野菜から摂る

■原因になっている食べ物がわかったら
自宅でのセルフチェックで原因となる食べ物がわかったら、症状が収まるまで該当食物を食べない(または量や頻度を減らす)ことが一番の改善策といわれています。
そしてアレルギー専門外来に診療に行き、今後の対応について専門医に相談してみましょう。遅延型フードアレルギーが出た場合の対処について長期的にどうすればいいのかを教えてもらえるでしょう。

<参考>
・アンブロシア株式会社 「遅延性アレルギー(食物過敏)について」
http://www.ambrosia-kk.com/
・小西総合医療内科 「遅延型フードアレルギーの本当の原因と症状とは?」
https://www.konishi-clinic.com/symptoms/food-allergy.html

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