「女性に多いがん」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?
おそらく、多くの女性がまず真っ先に思い浮かべるのが、「乳がん」や「子宮がん」ではないでしょうか。

特に乳がんは、最近ではさくらももこさんや小林麻央さんなどが患ったことで、
女性に多いがんとして注目されるようになりました。
ピンクリボン運動などの乳がんの啓発運動や、定期検診を呼びかけるポスターなどを
目にする機会も年々増えてきているような実感があります。

でも、実は女性にとっては、乳がんに続いて大腸がんも多いがんであることをご存知でしょうか?
大腸がんと聞くと、もちろん胃がんや肺がんなどと同様に病気として理解はしているつもりでも、
その具体的な症状や検診などについては乳がんほど注目される機会は少ないように感じます。
そこで、今回から始まる「大腸がんを語る女子会」では、シリーズで大腸がんについてくわしくご紹介していきます。

■実は女性に多い「大腸がん」

日本人男性がかかるがんとしては、胃がん・肺がんに次いで3番目に多い大腸がん。
驚くことに、女性では乳がんに次いで2番目にかかる人が多いとされています。

乳がんはかかる人の人数が多いものの、早期に発見できれば生存率が高いがんとされています。
一方、大腸がんは女性のがんによる死亡数ではもっとも多くなっています。
そしてがんによる死亡数の中で、40歳代では乳がんや子宮がんなどによる割合が多いものの、
50歳代以降になると大腸がんや胃がんなどの割合が多くなり、
年齢が進むにつれその割合が多くなっていくという特徴があるようです。

■大腸がんの症状とは

大腸がんは、主に結腸・直腸・肛門に発生します。
日本では、大腸がん検診が行われれるようになってまだ25年ほどしか経っていませんが、
食生活の欧米化にともない、検診での発見数も胃がん並みに増えてきているといわれています。
実際、早い段階では目立った自覚症状がないために、検診によってがんにかかっていることがわかった、という人も多いようです。

大腸がんは、進行するにつれて血便や下血、下痢と便秘を繰り返したり、なんとなく便が残っている感じがしたり、
便が細くなったりといった症状がみられます。

また腹痛や腹部の張りやしこりを感じたり、急激な体重減少がみられたりすることもあります。
さらには慢性的な出血によって貧血が起こりやすくなったり、便が出なくなることから嘔吐の症状が出たりすることもあります。

■大腸がんへの意識を高める

大腸がんの症状として特にあらわれやすい血便や下血は、痔などの病気の症状でもみられるために、
「自分は痔もち」であると思い込み、そのままに放置した結果、がんの進行が進んでしまうというケースもみられるそうです。
大腸がんも、本来は決して治らないものではなく、早期発見すれば治療ができる病気のため、これらの症状があらわれた場合は、
できるだけ早めに消化器科などでの診察を受けることが大切です。

食生活の欧米化にともない、近年日本では患者数が増えてきていることからもわかるように、
大腸がんは食生活(加工肉の摂取等)や飲酒、喫煙などの生活習慣によっても発生しやすくなるといわれています。
また体脂肪率が高かったり、腹部が肥満気味であったりする場合も発生しやすくなる要因となります。

早期に症状を発見しづらいことをふまえても、日々の食事や生活習慣を今一度見直し、
大腸がん検診を定期的に受けることが自分のからだを守るためには重要です。
早い段階でがんを発見できるように予防につとめていきましょう。

<参考> 
・国立がん研究センターがん情報サービス 「最新がん統計」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
・日本消化器病学会ホームページ 「医学用語集 大腸癌」
http://www.jsge.or.jp/citizens/yohgo/index
・新潟県立がんセンター新潟病院ホームぺージ 「大腸がん検診」
http://www.niigata-cc.jp/center/ken_daicho.html

有名雑誌や大手メディアでコメントするライターやTV出演もある女性陣を結集した女子会
大腸がんを語る女子会
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