おりものが出ること自体は正常な状態ですが、そのおりものが、ヨーグルト状だったり、緑っぽ
い色になったりしるなど、見た目やにおいなどいつもと違う場合には、なにかしらの病気が潜
んでいる場合があります。なかにはがんと関係のある場合もありますので、おりものの状態に
は気を配る必要があります。ここでは、正常なおりものと異常が疑われるおりものの状態につ
いてお話ししたいと思います。

■正常なおりものとは?
おりものは子宮内膜や子宮頸管、膣などから分泌される粘液や分泌液が混ざったものです。
女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌が影響しており、エストロゲンの分泌の増える
排卵前後や妊娠中はおりものが増えます。正常なおりものは下記のとおりになります。

▪️量:おりものシートでカバーできる量
▪️色:透明か乳白色やクリーム色
▪️におい:ほとんどないか、少しすっぱいにおい

■異常が疑われるおりものとは?
おりものだけで病気の有無を判別することはできませんが、病気や感染症の診断の手がかり
になります。異常なおりものと、可能性のある病気や感染症は下記のとおりです。

▪️白くてカッテージチーズ状(粥状や酒粕状のときもあり)の場合
カンジダ膣炎
▪️黄色か緑っぽい色で泡状、悪臭の強い場合
膣トリコモナス
▪️灰色がかった色で水っぽく、悪臭の強い場合
細菌性膣症
▪️黄緑色で膿のように見える場合
子宮頸管炎、淋菌感染症など
▪️水っぽく量が多い場合
クラミジア感染症
▪️茶褐色やピンク色の場合
子宮頸がん、子宮体がん、子宮筋腫、子宮頸管炎、子宮頸管ポリープ、萎縮性膣炎など
▪️茶褐色で膿のように見える場合(強い悪臭がある)
タンポンやコンドームなどの出し忘れ

■おりものとの付き合い方
おりもの自体は、成熟した女性なら誰でもあるものです。正常なおりものの状態を知っておく
ことは、異常が起きた際にすぐ気付くことができ、早期治療につなげることができます。おりも
のの状態を気にかけることは非常に大切なことです。また、外陰部を清潔に保つことや、通気
性が悪かったり締め付けがきつい下着やパンツを避けることで、細菌が繁殖しない状態を作
ることも大切です。

■まとめ
おりものの変化は、からだの異常を教えてくれている場合があります。少しでもおかしいなと
思ったら、早めに婦人科を受診するようにしましょう。上記のようにおりものが異常な場合、性

感染症やがんの可能性もありますので、気のせいとは思わず、早めの受診を心がけましょう。

看護師
広田 沙織
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