ある程度がんが進行するまではなかなか症状が自覚しにくいものの、日本人にとって身近ながんのひとつともいえる「大腸がん」。女性のがんの死亡者数では1位になっていることも以前ご紹介した通りです。
その患者数が増加傾向にある要因のひとつに、「日本人の食の欧米化」があげられるといわれています。では具体的に、どのような食事が大腸がんのリスクを高めてしまうのでしょうか?

そこで今回の「大腸がんを語る女子会」では、食の欧米化と大腸がんとの関係について詳しくご紹介していきます。

■「高脂肪・高たんぱく」が大腸がんになるリスクを高める
ハンバーガー、チキンナゲット、フライドポテト、ピザにステーキ……。
こういったメニューが好きな人も多いのではないでしょうか?

レストランやファーストフード店などで当たり前のように目にしますし、「今日はスタミナがつきそうなものをガッツリ食べたい!」なんて時には魅力的に映ります。
そして、これらの食品が「高脂肪・高たんぱく」であるのは言うまでもないでしょう。
すでに大腸がんについての研究は数多くされていますが、「これを食べると絶対に大腸がんになる」と断言されているものはありません。

しかし、このようないわゆるメタボリックシンドロームを招きやすいとされている「食の欧米化=高脂肪・高たんぱくの食事や、赤肉(牛・豚肉など)や加工肉(ソーセージや
ベーコンなど)」の摂り過ぎは、大腸がんになるリスクを高めるとはっきり指摘されているので注意が必要なのです。
とはいえ、完全に断つことが難しい現代。私たちは食の自己コントロール力が求められています。

■大腸がんになるリスクを下げる食事とは?
それでは、大腸がんになるリスクを少しでも下げるには、どのような食生活を心がけていけばよいのでしょうか?
キーワードは「食物繊維」です。
といっても、ただやみくもに食物繊維のサプリメントを大量に摂取するのでは効果がありません。
カルシウムやビタミンDの多い食品とともに、しっかりと日々の食事の中で食物繊維を摂取することで便秘の解消にもなり、結果として大腸がんの予防に効果があるとされています。

つまり、大腸がんリスクを下げる食事をひとことで言うと「日本食」。
日本人が昔から摂取してきた食材を、バランスよく食べることにほかなりません。
私たちは、穀類、豆類、魚類、野菜をバランスよく、とりわけ野菜を多めに摂ることを意識した食事を心がけることが、大腸がんを防ぐためにはもっとも大切なのです。

■大腸がん予防の「近道」とは
大腸がんリスクをあげる要因としては前述した「高脂肪・高たんぱくな食生活」に加え、「喫煙」や「アルコールの摂り過ぎ」、「肥満」などもよく知られています。

これらのことからも、バランス良い食生活を意識し、喫煙や飲酒を控えめにして適度な運動を心がけることこそが、地道ではありますが大腸がんを予防することの近道といえそうです。「地道こそ近道」ですね。

さらには、生活習慣を整えることで、大腸がんのみならず高血圧や糖尿病などを結果として予防できることにもなります。
とはいえ、食事は毎日楽しみながら食べたいものでもあるので、あまりに神経質になりすぎて、「あれはダメ。これも食べてはダメ。」と気にしすぎてしまうのも、ストレスが溜まり逆効果です。

私たちにとって大切なのは、あくまでも「バランスをとる」ことを忘れずに、高脂肪・高たんぱくな食事に偏ってしまわないことです。
時には家族や友人とワイワイ楽しみながら好きな物を好きなように食べるひとときも、貴重なものです。
食べたい時は我慢せずに食事をしつつも、日々の食生活の中でバランスが取れるように自身で注意していくことで、負担なく大腸がんを予防していけるはずです。

皆さんも、今日のおかずにぜひもう一品、「食物繊維の含まれた食材」を追加してみてはいかがでしょうか?

有名雑誌や大手メディアでコメントするライターやTV出演もある女性陣を結集した女子会
大腸がんを語る女子会
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