がん予防や健康増進のためには、食事管理をはじめとした栄養管理が大切です。外食を控
えて、野菜を中心とした食生活に変えるというだけでも、ずいぶんと健康状態は改善されます
。脂身の多いメニューではなく、焼き魚やお刺身などの高たんぱくで低脂質のメニューを積極
的に選ぶようにするだけでも、健康に大きく近づくことになるでしょう。

しかしながら、仕事の付き合いや多忙だったり、そうとばかりは言っていられないという人も多
いことだと思います。遅い時間に帰宅して食事を用意する時間がなかったり、お付き合いで飲
み会や外食が多かったりして、しかも断れないという人もいるでしょう。
 
例えば、サプリメントで手軽に栄養素を補うということは、がん予防という意味では現代人にと
ってとても大切な方法ではありますが、サプリメントの欠点は、栄養価がどれくらい体に吸収さ
れるかという部分については個人差が大きいというところです。また、水溶性ビタミン類の中
には、大量にサプリメントなどから摂取しても、尿と一緒に排泄されてしまうだけというものも
あります。

確実に栄養素を体の中に届けるという意味で、美容点滴は非常におすすめです。個々にそ
の時に必要な栄養素を選んで、静脈の中に直接入れることで、消化管からの吸収力に頼らな
くてもよくなるからです。肥満解消のためにダイエットをしたい、美白したい、ニキビを治したい
、二日酔いを予防したいもしくは二日酔いを治したいなど、その時の用途に合わせてビタミン
などの栄養素を選んでブレンドして、点滴の中に入れることができるというのが美容点滴です。

定期的に美容点滴を続けている人は、「体調がよくなった」「肌質が改善された」「疲れにくく
なった」「お酒に強くなった」などの速効性を実感する人が多いです。体内での栄養管理や免
疫力の維持、代謝アップなどががん予防にとても大切という意味で、美容点滴は、予防医学
において注目されつつあります。

 なかなか点滴をする時間が取れないという人は、点滴の内容や場合によっては、静脈注射
で対応することもできることがあります。美容点滴は、エステやホームケアでは受けることは
できず、必ず医療機関で受ける必要があります。担当医にその時の体調や状況を相談して
判断してもらうのがよいでしょう。

医師 美容皮膚科
山下 真理子

1985年岡山県生まれ。京都府立医科大学を卒業後、医師に。美容医療だけではなく、栄養学などでは全国的に講演活動などを行うほか、専門学校での医療教育にも努める。
現在は大阪市内の美容クリニックに在籍中。産業医、ウルセラ認定医、サーマクール認定医、日本抗加齢医学会所属医師。日本毛髪美容学会理事として勤めたほか、認定レイキヒーラーとして美容ヒーリングにもかかわる。

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