生理の日は「ブルーデイ」と呼ばれるほど、多くの女性にとって好まれるものではあり
ません。毎月の生理を楽しみにしている人はとても少ないでしょう。ではなぜブルーデ
イと呼ばれるのでしょうか。

■整理のときは体が軽くなる?女性によいことばかりの生理の理由
生理のときには、イライラしたり、生理痛がつらかったりと、とても楽しい気分にはなれ
ないかもしれません。このような嫌な状況は当たり前のこととして諦めている人も多く
いるでしょう。

しかし、生理のときにはホルモンバランスからみるとエストロゲンの分泌量がじょじょ
に増えるため心は穏やかになり、子宮内膜は経血とともに排出されるため、体にとっ
てはデトックスとなり、水分も排出されるので体は軽くなっていきます。また、血液は量
が減ると新たに作られるため、生理後には新しい血液が作られ、体はリフレッシュさ
れます。スムーズに生理が済むことは体にとって負担が少なく、婦人科系の疾患予防
にもつながるかもしれません。

このようにみると良いことが多い生理ですが、生理痛や貧血、経血が出ることの不快
感があり、とても生理が良いことのように思えない現状があります。生理痛、経血が
出る不快感はイライラをさらに強くします。これが5日間から1週間ほど続くとなると、
ブルーデイといわれるのも納得ができます。

では、生理痛がなかったらどうでしょうか。経血が排出されるのが3日で終わるならど
うでしょうか。

■生理痛はなぜ起こる?そのメカニズムを解明!
経血は子宮の収縮によって排出されます。前にお話しした通り、古い子宮内膜が排
出されれば経血は止まり、生理が終わります。つまり、子宮の収縮がうまく起こり、う
まく子宮内膜が剥がれると生理は実は3日弱ほどで終わるのです。

生理痛の主な原因は子宮を収縮させるための経血内のプロスタグランジンという物
質ですが、経血がうまく排出されずに子宮内の留まると収縮が強くなり、痛みが強くな
ります。しかし、経血がスムーズに排出されると、驚くくらい生理痛が楽になります。

つまり、子宮がきちんと収縮して経血を排出することによって、生理痛も軽くなり、生
理を早く終わらせることができるのです。

そのためには、子宮を温めてあげることが最も簡単で最善策となります。子宮が温ま
っている時には、経血が子宮内で固まる前に排出されるので、血液の固まりとなって
排出されることはありません。サラサラの鼻水をかむように、サラサラな経血をトイレ
でシャッと排出することができ、ナプキンを汚すことも少なくなります。

生理期間を少しでも楽に、デトックスを楽しめるように、布ナプキンや腹巻き、くつ下な
どで工夫して温活していくと良いでしょう。

看護師・保健師・予防医学指導士
和田 路子(わだ ろこ)

看護師として実務18年目となる。
国立大学医学部看護学科卒業後、公立病院周産期センターにて勤務。
がん看護や周産期ハイリスク事例、NICUにて多くの実務経験を経る。
自身の不調の経験から、予防医学のに出会い、予防医学指導士の資格を取得。
女性の看護経験から多くの女性にセルフケアの重要性を伝えたいと感じ、女性の体について知るためのセミナーや子宮ケアについての講座を行っている。

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