※画像提供:Bartek ZakrzewskiによるPixabayからの画像

■自分史を書くと心身の痛みが緩和される!?

自分史は、偉業をなした有名人が書くもので敷居が高いと思っている人もいるでしょう。しかし、自分では普通に生きてきたと思っていることでも、周りの人から見ると珍しいことだったり、勉強になることもあります。

自分史を出版して多くの人に読んでもらう目的で書く人もいますが、自分自身のために書く人も増えています。生きてきた人生を振り返る「回想法」が気持ちの整理につながり、心身が癒される効果もあるので最近は病気の人の精神的治療に利用されています。

■過去を思い出す「回想法」の効果

がんになると、ステージに関係なく身体的な苦痛のほかに「他者との関係性の喪失」「自立性・自己決定の喪失」「生産性の喪失」「将来の時間性喪失」により社会的な苦痛と精神的な苦痛を感じます。そこで、精神的な苦痛のケアとして過去の人生を思い出す「回想法」を行うことで、抑うつ・不安が低下し精神的苦痛の緩和効果がみられます。自分の生きてきた人生を振り返ることで良い思い出や悔やんでいることを整理できます。そして生きる意味を再認識する事ができます。

(回想法を行った人の感想)
・昔の楽しかった事を思い出すことができた
・忘れていた記億がよみがえりうれしくなった
・生い立ちから今までの出来事や思い・考えが時系列で整理ができた
・自分が本当に大切にしてきた事が分かった
・自分の人生は価値があったと再認識できた
・現在をよりよく生きることをかんがえられるようになった
・自分らしさや在り方を再確認できた
・集中して作業する事で気分転換ができた

■自分史作成のための回想の具体的方法

時系列で特に印象に残っている事から思い出しながら書き出す方法が簡単です。写真や思い出の品物があると、五感が刺激されてより鮮明に当時の事を思い出します。友人や家族と話しながら一緒に行うと、忘れていたことが蘇ったり、新たな気づきがあったりします。

時系列で書き出してみるとたくさんの出来事が思い出されたと思います。まずは、体裁など気にせずに人生振り返りの箇条書きでもよいでしょう。特に思い出深い出来事は、詳しい文章にしてまとめたり、小説のように書いて楽しんだりするのもおすすめです。ところどころ写真を入れた冊子にしたりして、楽しく自分史を作ってみてください。

人生ノートに書いておくこと

  ・わたしの大切なもの(思い出、写真、宝物、財産、家族、友人・・・)
  ・わたしのこと(生い立ち、自分史、家系図、仕事歴、好み、趣味・・・)
  ・わたしの思い(日記、メッセージ、手紙・・・)
  ・わたしのお願い(自分で判断出来なくなった時、病気の時、亡くなった時)

自分のために書いた人生ノートは、「わたしの大切なことと大切にしている思い」がまるごと詰まっているので、もしも誰かにお世話になる時に、自分のためだけではなくお世話をしてくれる人が理解しやすく何をしてあげたらいいか分かるので助かり、役に立つツールとなります。

保存に便利なツールで、無料のWEB版ライフ&エンディングノート「エルノート®」があります。こちらに保存しておけばいつでも見たい時に読むことができます。

終活アドバイザー
茂木 康子

一般社団法人 包括安心サポート研究所 代表理事
株式会社 WishLane 代表取締役
                         
【資格】
終活アドバイザー
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
相続診断士®
トータルライフコンサルタント
保健体育教員1種免許

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居の幸せ家族。
FPの顧問顧客で、独りで誰にも看取られず亡くなる人を何人か見送った。そして幼少の頃の孤独と重なり「独りの不安を安心に替えてあげたい。私はその為に生まれてきた」と思った。
大学卒業後、証券会社・大手生命保険会社・外資系生命保険会社の営業職で新人賞を受賞。消費者側のFPとして独立。のべ5000人の保険コンサルティングの実務経験。長年の経験から、保険の「もしもの資金準備」だけでは、安心して生きていけないと思いシニアサポート事業を開始。
生涯にわたり「お金」「こころ」「体」のトータルサポートを行い、病気や介護になった時は家族代行の業務を行なっている。

著書 「本当に正しい医療が終活を変える」

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