さて、今回は年々増えている「働くがん患者」についてです。

~大切な3つのポイント~
1つは、「患者自身によるマインドセットとセルフマネジメントの大切さ」
がん治療と就労を両立させていく場合、
患者が一方的に要求ばかりしていてもうまくいくものではありません。
がんの症状というのは十人十色なので、本人が言わないと会社も分からないもの。
たとえば、同じ肺がんでも治療法が全く違い、
薬の副作用の出方も違います。
会社はそこまで知らないので、患者自身が伝えていくことが大切です。

2つ目は、「毎日QOLの維持・向上に務めること」
フィジカルな苦痛は早めに対処しないとメンタルにも影響します。
そのため、主要診療科に加えて、
緩和ケア外来も併診されることをおすすめします。
また、質的にも量的にもスケジュールをあまりつめこまないようにし、
体調不良などによる日程変更に理解してもらえるような
人間関係、環境をつくること。
会議や打ち合わせは1時間以内に収める。
原則として残業はしない。
できれば、自分を支えてくれるチームを作りましょう。
愚痴を言えるのは〇〇さん、
定期検診に付き添ってくれるのは〇〇さん、
動けなくなった時に車を出してくれるのは
〇〇さん・・・など。
とにかく、無理をしないことが一番です。
無理ができない自分を認めましょう。

3つ目は、「生きがいを持つこと」
自分の残りの人生のテーマを決めてみるのもいいですね。
1歩先より、半歩先くらいを目標にして
1つ1つ小さな目標を作るのもありかと。
これからは、がんと共にいかに自分らしく、仕事も
プライベートも充実させるかが重要になってきます。
ひとりで考えても思いつかない人は、
私がお手伝いいたします。
大好きなお茶でも飲みながら。

看護師
かたおか さちこ

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  1. まゆ より:

    子宮頸がんステージ3Bなのですが、介護士の仕事出来ますか?

  2. かたおかさちこ より:

    コメントありがとうございます。

    仕事が出来るかどうかは、御本人の症状によるので、
    ステージが〇〇だからではありません。

    介護の仕事が、これまで働かれていた職場なら、
    今の状況をお話しして業務の内容を検討してもらうか、
    転職での場合は、人事のかたに相談されるかだと
    思います。

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