皆さんこんにちは。前回は身体障害者手帳を取得して生活を暮らしやすくするために必要な
用具を利用できる「日常生活用具の給付」についてご紹介をさせていただきました。今回は、
生活費の保障として代表的な「年金制度」のなかで、障害福祉の分野から「障害基礎年金」「
障害厚生年金」についてご紹介したいと思います。

この制度は、公的年金の加入者が病気やケガによって心身に障害が残った結果、日常生活
や就労の場面で困難が多くなった場合に受け取ることができる公的年金制度の一種です。こ
の年金では等級により受け取れる年金額が決まっています。以前ご紹介した身体障害者手
帳の等級とは別な等級内訳となりますので注意が必要です。障害基礎年金の金額は次の通
りです。

<年金額>
・1級…年額974,125円 ・2級…年額779300円
 また、障害基礎年金の受給を受ける方に子供がいた場合、障害基礎年金に下記のような
加算がされて支給されます。(ただし、18歳になる年度末までの子・障害年金等級1級・2級の
20歳未満の子に限ります)
・第1子、第2子…年額224,300円 ・第3子以降…年額74,800円
 また、これら年金を受け取るためには、いくつかの条件があります。

<受給の条件>
 【障害基礎年金】
 ・初診日…障害の原因となったケガや病気で初めて医師の診察を受けた日が、65歳未満で
あること
 ・障害の状態…障害認定日(初診日から1年6カ月経過した日、もしくは病状が固定した
場合はその日が認定日となります)に、国民年金障害等級表に定める1~2級に該当すること
 ・保険料…保険料納付要件が満たされていること(保険料納付済期間と免除期間の合計が
3分の2以上あること)
 ・手続き窓口…市区町村の国民年金担当課

【障害厚生年金】
 ・初診日…厚生年金に加入している期間に、障害の原因となったケガや病気で初めて医師
の診察を受けた日があること
 ・障害の状態…障害認定日(初診日から1年6カ月経過した日、もしくは病状が固定した
場合はその日が認定日となります)に、厚生年金障害等級表に定める1~3級に該当すること
・保険料…保険料納付要件が満たされていること。(保険料納付済期間と免除期間の合計
が3分の2以上あること)
・手続き窓口…お住いの、またはお近くの年金事務所にお問い合わせください。
また、障害年金の対象となる障害は下記の通りです。

<障害年金の対象となる障害>
・眼 ・聴覚 ・肢体 ・鼻腔機能 ・平衡機能 ・咀嚼嚥下機能 ・発声機能 ・精神 ・神経系
 ・呼吸器疾患 ・心疾患 ・腎疾患 ・肝疾患 ・血液造血疾患 ・代謝疾患 ・悪性新生物(が
ん)など
障害年金の申請にはいくつかの準備物が必要ですので、申請される際には申請窓口でそれ
ぞれ確認をしていただきたいと思います。代表的な準備物は下記の通りです。

<申請準備物>
・年金請求書(国民年金障害基礎年金) ・年金手帳 ・戸籍謄本、戸籍抄本、戸籍の記載事

項証明、住民票、住民票の記載事項証明書のいずれか(生年月日について明らかにすること
ができるもの) ・受取先金融機関の通帳など ・印鑑 ・医師の診断書(所定の様式がありま
す。障害認定日より3カ月以内の現在の状態が分かるように記入します)
※呼吸器疾患の診断書には、レントゲンフィルムの添付も必要となります。
※循環器疾患の診断書には心電図のコピーの添付も必要となります。

これらの細かな条件を整え、手続きをすることで初めて障害年金を受給することができます。
最初は非常に難しく思える手続きかと思いますが、各相談窓口でまず申請したいという意思
表示をすることから始まります。がんの場合は全身のほとんどの臓器に発生する可能性があ
るため、現れる病状も障害もさまざまです。先にご紹介した内容だけで判断されず、市区町村
の国民年金窓口やお近くの年金事務所に問い合わせてはいかがでしょうか。

—————————————————————-
国内唯一の手術・抗がん剤・放射線といった
標準治療だけでなく先進医療など
あらゆる治療法を含んだ「がん相談」が
がんに詳しい医師・医療従事者、専門家に
24時間365日できるがん相談センター
—————————————————————-
がん無料相談センター東日本
0120-609-332
がん無料相談センター西日本
0120-709-332
—————————————————————-
〒104-0061
東京都中央区 1-16-7 銀座大栄ビル5階
がん相談センター

社会福祉士
佐々木

この執筆者の記事一覧

がんと療養

がんと付き合いながら働くこと

暮らしとお金

医療者コラム

相談する

コメントを残す

PAGE TOP