今回からのテーマは免疫血清検査です。主要なところでは感染症(ウイルスや細菌な
ど)やアレルギーなどの体内での防御反応を検査するものから各種のタンパク質、ホル
モンへの反応を検査しているものなど分類すると多岐に渡ります。そこで今回は「免疫
血清検査とは」という内容についてまとめたいと思います。

■免疫血清検査
1. 免疫血清検査とは
免疫とは生体内での異物(ウイルスや細菌など)の侵入に対しての防御反応のことで
す。通常、人体は体内に侵入してきた異物(ウイルスや細菌など)を退治しようとするた
めに抗体という特殊な蛋白質をつくります。この抗体を一度、つくると次からその異物に
対してのみ反応し、すぐさま異物を退治できるようになります。これを抗原抗体反応とい
い、抗原とは前述したように原因となるウイルスや細菌などを指し、抗体とは原因とな
るウイルスや細菌などによって生体内でつくり出された特異的な蛋白質のことを指しま
す。これを利用した例として予防接種をイメージするとわかりやすいと思います。予防接
種は体に害を与えない程度のウイルスや細菌(抗原)を体の一部に注射して抗体をつく
ることで、異物として外から侵入してきたウイルスや細菌に対する感染症を防いでいま
す。

しかし、この生体内での反応も良いことばかりではなく、自分の体のなかにある組織や
細胞と反応してしまい自分のものなのに異物として反応してしまう病気(自己免疫性疾
患)もあります。また、アレルギー疾患は過敏な免疫反応となり、喘息や鼻炎などの症
状からハチによるショック死まで多岐に渡ります。
検査としては、抗原抗体反応を応用することで各種アレルギー検査や、がんなどの検
査として行われている腫瘍マーカーや生化学検査では測定できないホルモンなどの検
査に利用されています。

2.主な検査種類とその概要
2.-1 血漿蛋白
免疫グロブリンをはじめとする血漿蛋白の定量や電気を使用した免疫電気泳動法によ
る検査
2.-2 自己免疫・アレルギー
自己免疫疾患における自己抗体の検出
2.-3 感染症
各種感染症における抗原(原因となるウイルスや細菌)や抗体の検出
2.-4 腫瘍マーカー
腫瘍マーカーの検出
2.-5 ホルモン
各種ホルモンの測定

3.まとめ
今回は免疫とはどのようなものか要点だけまとめてみました。次回は、実際に健康診
断や人間ドックで行われている免疫血清検査項目について説明したいと思います。

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臨床検査技師
朝野

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