日本では、2013年に約 86 万カ所、新たにがんと診断されています(※1)。
がんにり患した人の中には家族がいる人もいます。
実は、家族の中で特に子どもへのがんの伝え方は、
子どもの年代や理解度に合わせて慎重に行わなくてはなりません。
想像しても簡単にできることではありません。
そして、子どもといっても年代によって伝え方を工夫しないと
子どもの心に傷を作ってしまう恐れもあります。

まずは、「幼少期」
この年代は、がんという言葉の意味を理解するには
言葉で伝えようとしてもなかなか難しく、
病気が何かというより、親と離れて生活をすることへの不安が
大きくなっています。
なので、人形や絵本を使って伝えてみると良いでしょう。
大事なのは、特にお母さんが入院する場合は、
いない間、誰が生活を援助してくれるのか、
幼稚園や保育園の送迎、食事など具体的に説明してあげるといいでしょう。

次に「学童期」
今は、がん教育も進んでいますし、「がん」が命に関わる
病気であることは知っている場合が多いため、
理解度を確認したうえで、正しい言葉を使って丁寧に説明して
あげましょう。

部活や塾などの日常はできるだけ続けさせてあげることが
メンタルには良いと言われています。

そして、「思春期」
この時期は、親が病気でなくても、さまざまな悩みがある時期です。
また、自己中心的な行動になりがちで、不安や心配、怒りの感情を
持ちながらも、それを表現できなかったり、親と話したりすることを
嫌がったりするかもしれません。
その一方で、親を支えたり、手伝ったりできる
年代でもあります。
この時期のお子さんには、家族の一員として、できるだけ正直に
現状を伝え、家に中での役割分担をしたり、
学校の先生や部活の顧問の協力も必要になったりするでしょう。

今回は、3つの年代別での関わり方をお話ししましたが、
どの年代にも言えることは、一度話したら終わりにしないこと。
病状の変化や、生活の変化に伴い、きちんと状況を伝えること。
話しを聞いた子どもたちは、毎日考えているはずです。

そして、親が思っている以上に繊細で
びっくりするほど子どもは親を見ています。
でも、それ以上に強くてたくましい存在であるということも
忘れないでください。

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看護師
かたおか さちこ

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