がんの治療は、日進月歩で進化しています。
納得のいく治療を受けるためにまず知っておきたいのが、
現時点で最善とされる治療法「標準治療」。

標準治療とは、「普通」や「平均的」な治療でもなければ
「最先端」の治療でもありません。
これまでに多くのがん患者さんを対象に行われてきた
臨床試験(人で有効性と安全性を確かめる試験)の結果をもとに検討され、
現時点で最善であると専門家の間で合意が得られた治療法を
「標準治療」と呼びます。

標準治療は「ガイドライン」としてまとめられ、
医師はこれを参考に治療方針を立てます。
標準治療は、基本的にどこの医療機関でも受けられることを
目指したものです。

しかし実際には、医療を提供する側に一定以上の基盤がないと
標準治療を十分に行うことができません。
ですから、治療を受ける側の患者さんにとって、
医療機関選びは、非常に大切なのです。
外科や放射線科の医師、薬物療法の専門家である腫瘍内科医が協力して
治療に取り組んでいる医療機関であるかどうかが大切です。

標準治療は、個々の患者さんごとの、現時点で最善と考えられる治療法です。
しかし、思うように効果が出ないことも少なからずあります。
そのような場合は、主治医とよく相談してください。
標準治療とは、「こういう状況ならこの治療法が効く可能性が最も高い」
という判断に基づくもので、
必ず効くわけではないことも理解しておきましょう。
治療方針を変える際には、
他の専門家にセカンドオピニオンを求めるのも手です。​​​​​​​
また、最適な治療には、御本人の人生観(生き方)も
大きく関わってきます。

医師は、しばしば「%」を使って説明したりしますが、
この「%」を、どう理解するかも個人によって違ってきます。
例えば、再発のリスクが1%でも下がるなら、
どんな治療でも受けたいという人もいるでしょう。
あるいは、再発のリスクが10%減る程度なら、
薬の副作用のほうが耐えられない、と考える人もいるはずです。
そのため、医療者との価値観の相違もありえること、
正解を求めるより、ご自身がどう生きていきたいのか、
何を大切に生きていくのかが一番大切になりますし、
それこそが、「自分らしく生き切る」ことに
つながることを忘れないでください。

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看護師
かたおか さちこ

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