乳がんとともに認知度が高くなっている子宮がんは、年々増加の傾向にあります。しか
し、子宮がんは定期検診で早期発見・早期治療をすることができるがんの1つです。
また子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがありそれぞれ特徴やリスク要因が異なります。
今回は、子宮がんについて予防法を含めご紹介します!

■子宮の役割とは
 子宮は女性だけにある臓器で妊娠・出産に深くかかわる臓器です。骨盤の中に納まって
いる臓器で、卵巣から分泌される女性ホルモンによって生理周期を繰り返し妊娠の準備を
しています。
生理周期の排卵日に受精・着床することで妊娠し、妊娠が成立しない場合には月経が始
まり生理周期を繰り返します。

■子宮頸がん(しきゅうけいがん)
 子宮頸部は膣の奥の子宮の入り口をいい、この部分にできる悪性腫瘍を子宮頸がんとい
います。
年齢に関係なく女性であれば誰にでも起こる病気ですが、り患率は20~30代の女性に多
く、初期症状に乏しいがんです。

1.リスク要因
 子宮頸がんの最大のリスク要因は、発がん性のヒトパピローマウイルス(HPV)による
性行為での感染です。
HPVの感染は稀ではなく感染しても症状が現れないうちに体外に排除される場合がほと
んどですが、排除されずHPVの感染が続くことでがんが発生します。

2.予防するには
 予防には子宮頸がんのワクチン接種を受けることが大切です。また毎年がん検診を受け
ること、食生活・生活習慣を見直し適度な運動、バランスの良い食事を心がけましょう。
喫煙もリスク要因となることが分かっていますので禁煙に努めましょう。

■子宮体がん(しきゅうたいがん)
 子宮体がんは子宮体部と呼ばれる妊娠時に胎児を育てる部位にできる悪性腫瘍です。近
年では、閉経前後の40~50代にり患率が高く30代の女性でも増加傾向にあります。
月経期以外での早期の段階から不正出血の症状があることで早期発見しやすいがんです

1.リスク要因
 子宮体がんの最大のリスク要因は、卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンで
す。エストロゲンの長期間の刺激ががん発生に関与していることが分かっています。
出産経験のない女性や初潮が早い・閉経が遅い女性、肥満や糖尿病などもリスク要因に
なります。また、乳がん経験者や食の欧米化もリスク要因の一つです。

2.予防するには
 定期的ながん検診を受けることや乳がんの治療薬、ホルモン補充療法を受ける場合は医
師との相談の上使用しましょう。また、バランスの良い食事を心がけ喫煙、飲酒は控えま
しょう。

■まとめ
 子宮がんの予防には定期的ながん検診を欠かすことができません。また子宮頸がんと子
宮体がんはそれぞれリスク要因が違いますがどちらも早期発見しやすいため定期的に検査
を受けましょう。

臨床工学技士
宮座 美帆

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